社労士として仕事をしていると、「もっと早く相談してくれていたら…」と感じる場面が少なくありません。今回は、私がなぜ「早めの相談」を大切にしているのか、その理由をお話しします。
経営者の方からご連絡をいただくとき、多くの場合はすでに何かが起きている状態です。「従業員ともめてしまって…」「退職の手続きがわからなくて…」「助成金の申請期限が迫っていて…」
もちろん、そういったときにも全力でサポートします。でも、正直に言うと、もう少し早い段階でお話を聞けていたら、もっとスムーズに、もっと良い結果につながることが多いんです。
「これって大丈夫かな?」と思いながら、忙しさの中でそのままにしておいたことが、半年後・1年後に大きなトラブルになる——これはよくあるパターンです。
就業規則がないまま従業員が増えていったり、雇用契約書をちゃんと交わしていなかったり。「なんとなく大丈夫だろう」という感覚で続けてきたことが、ある日突然問題として表面化する。そういった場面をたくさん見てきました。
「こんな小さなことで相談してもいいのかな」と遠慮される方も多いです。でも、私にとって「小さな相談」はとても大歓迎です。むしろ、そのタイミングが一番力になれる瞬間だと思っています。
問題が大きくなればなるほど、解決に時間もお金もかかります。早い段階なら、ちょっとしたアドバイスや書類の整備で済むことも多い。だから私は、「気になったら、まず話してみてください」とお伝えしています。
私がいちばん大切にしているのは、経営者の方が本業に集中できる環境をつくることです。労務のことで頭を悩ませる時間は、できるだけ減らしてほしい。そのために、「不安や迷いを気軽に預けてもらえる存在」でありたいと思っています。
大きな問題になる前に、ぜひ一度声をかけてみてください。